この記事は「通信キャリアのSEがこどもにスマホを使わせることについて本気出して考えてみた」の一部です。
概要
きっかけはとある日曜日。来年から中学生になる長女に「クリスマスプレゼントって何がほしい?」と気軽に聞いてみたところ、返ってきた答えは「iPhoneが欲しい!」でした。
とはいえ、こどもにiPhoneを渡すとすれば、ルールを決めたり端末側、サービス側の設定をしたりといろいろな準備が必要になります。
おそらくウチだけではなく、同じようなお悩みを抱えている方もいらっしゃるだろうということで、「通信キャリアのSEがこどもにスマホを使わせることについて本気出して考えてみた」のシリーズでは、我が家でムスメにiPhoneを渡すにあたってやったこと、しらべたことをまとめています。
この記事では、こども自身にアプリの追加をさせる場合に、保護者の承認を必須にできる設定についてまとめています。
それ以外の設定内容については、「通信キャリアのSEがこどもにスマホを使わせることについて本気出して考えてみた」の方にリストを作っていますので、そちらを参考にして頂けたらと思います。
この設定が必要になるシチュエーション
アプリのインストール自体を禁止する場合には、この設定ではなく、iPhoneの設定から「機能制限>インストール」をOFFにします。
ここでご説明する設定は、アプリのインストール自体はこどもに許可しつつも、親が承認したアプリのみインストールさせる場合に行います。
前提として、この設定を行う場合、保護者のAppleIDで「ファミリー共有」の機能を有効にし、こどものAppleIDを家族として登録しておく必要があります。
ファミリー共有については「ファミリー共有とは」でご説明していますので、そちらを参考にして頂けたらと思います。
設定内容の確認
ファミリー共有を設定している場合、アプリのインストールはデフォルトで承認制になっていると思われますが、念のため、設定内容を確認しておきます。
以下は、保護者端末での設定となります。
iPhoneの設定から「iCloud」に進みます。
「家族」に進みます。
アプリのインストールを制限したい人(今回の場合長女)を選択します。
「承認と購入のリクエスト」がONになっていれば大丈夫です。
もしOFFになっていたらONにしておいてください。
実際の挙動
上記の設定になっている場合、こどもが子端末でアプリのインストールをしようとするとどうなるのかご説明します。
子端末でインストールの承認を求める
まず、こどもが何らかのアプリをインストールしたい場合、通常通りAppStoreから選択します。
今回は例としてYahoo! アプリをインストールすることにしてみます。
検索結果から「入手」をタップします。ボタンが「インストール」に変わるので再度タップします。
iTune Storeへのサインインが要求されます。
ここまでは大人が普通に使う時と変わりません。
ここからが先ほどの「承認と購入のリクエスト」をONにした効果です。
保護者に入手リクエストを送信するか否か質問されるので、承認を求める場合には「承認を求める」をタップします。
入手リクエストを送信した状態では、入手ボタンがグレーアウトしています。
この状態は、保護者が何らかのアクションをするまで変わりません。
親端末で承認する
親端末には承認リクエストが来た旨の通知が来ていると思います。
子端末にインストールしてもよいと判断したら右上の「入手する」をタップします。
「入手する」をタップすると、保護者のAppleIDのパスワード入力が求められます。
インストールが望ましくないアプリと判断したら、左上の「拒否する」をタップします。
親端末で承認されると、子端末ではこどものAppleIDの認証が再度要求され、認証に通ればダウンロードとインストールが実行されます。
インストールが完了すると「開く」がタップできるようになります。
アプリの追加をファミリー共有で制限するための設定に関する説明は以上です。
こどもにiPhoneを使わせる上で必要と思われるその他の設定やトピックについては、「通信キャリアのSEがこどもにスマホを使わせることについて本気出して考えてみた」に記事のリストを用意していますので、そちらを参考にして頂けたら幸いです
コメント
コメント一覧 (2件)
中学生の子を持つ親です。iPhoneを持たせるにあたって、いなばさんの記事、すごく読みやすくて参考にさせてもらってます。ありがとうございます(^^)
『アプリの追加をファミリー共有で制限する』の記事の中で、一か所、いなばさんの素顔が処理されずに出ているのを伝えたくてコメントさせてもらいました。
記事ご覧いただきありがとうございます!!!
ほんとだ、処理し損ねてました笑!
ご連絡ありがとうございました。早速差し替えておきました。