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こどもにiPhoneをプレゼントしたときに約束したルール

目次

コミュニケーションについてのルール

技術的なことではなく、PCやスマートフォンなどの情報機器を使ったコミュニケーション全般について一言いっておこうという内容です。

相手に直接言えないことを、iPhoneを使って伝えてはいけません。触っているのは機械ですが、その先には人間がいます。これはとても大事なことです。

これは下手したら大人だって守れてない人は山ほどいるわけですが、きっちり守ってほしいところ。

iPhoneを使って人を傷つけないこと。友達から誘われても、誰かを傷つけるコミュニケーションに参加してはいけません。

これは「13歳の〜」に書いてあって、是非ルールに入れておこうと思っていた項目でした。自分が気をつけることはもちろんのこと、「◯◯ちゃんのメッセージだけ見えないことにしようよ♪」的なオンラインいじめ系の芽があったときに、毅然として断れる子であってほしいという親の願いがモリモリです。

写真やビデオについてのルール

我が家的には非常に重要な部分。内容もさることながら、どのように伝えるか、というのに一番苦労した部分です。

iPhoneを使って、人前で見せられない写真を撮ったり撮られたり送ったりしてはいけません。どんなに親しい人に求められてもダメです。誰かに求められた時には必ず断って、お父さんかお母さんにすぐに相談してください。

想定しているのは、いわゆるエロ方面なのですが、13歳のムスメにそれをどう伝えるかでかなり悩みました。で、文面としてはこんな感じ。口頭で説明するときに「たとえばウ◯コしてるところの写真とか、どんなにネタとして面白いと思っても撮っちゃダメ。何かが起きてそれが世界中の人に見られたらヤじゃない?」という感じで、エロ方面から微妙に軸をずらした下ネタ方面で説明しました。本人には伝わった感じでした。

iPhoneを使って誰かに送った写真やビデオは、自分が思っているよりも多くの人の目に触れる可能性があります。友達だけに送ったつもりでも、その友達が誰か他の人に見せてしまうかも知れません。誰に見られても大丈夫なものだけを送るようにしてください。これは、自分自身の写真だけではなく、他の人の写真についても同じです。

これは上記のルールと強く関連するところですが、「◯◯ちゃんにならこの写真を見せてもいいか」みたいに思っていても、その子が誰かに見せる、誰かに共有する、ということがあり得るのだよ、ということを明示的に伝えておきたくてルール化しました。

見ず知らずの人の写真を撮ってはいけません。また、写真をとっているのではないかと疑われるような行動をしてはいけません。

こちらはどちらかというといわゆる炎上案件的な意味でルールにしました。

SNS(LINEとか)についてのルール

SNSについては、ひとまず、LINEだけ使って良いことにします。それ以外のSNSを利用する必要が出てきたら、お父さんかお母さんに相談してください。

学校でそれなりに話題に出たり、ニュースで目にしたりはしているのですが、長女からは「というか、SNSってのが何なのかいまいちわからない。TwitterとかFacebookとか?」と聞かれたので、そんだけ知ってりゃ充分だよと伝えときました。ルール化した意図としては、他のSNS系のものが出てきた時に随時対応、という余地を残しているといったところです。そもそもLINEがSNSかっていうと微妙ではあるのですが。

あと、別記事でも書いていますが、我が家ではLINEは厳し目の設定にしたうえで使わせる方向にしています。ヨメの人が中学の娘さんを持っている他のお母さんに聞いたりした範囲では、部活の連絡とかで、ほぼLINEは必須のライフライン扱いになってるみたい。まぁそうなるよなぁ。

友達だけに送っているつもりのメッセージでも、それを友達が誰かに見せてしまうことがあります。自分や友達の住所や連絡先などはSNSに書いてはいけません。これらがわかるような写真などもSNSに投稿してはいけません。

写真の件で書いたこととほぼ一緒なのですが改めて。

あと、これを別立てにした理由としては、「◯◯ちゃんって最近ちょっと感じ悪いよね」みたいな内容を、特定の友だちだけに送信したつもりでも、そのメッセージが独り歩きしちゃうことは充分あるんだよ、というのを明示的に伝えたかったという意図があります。

LINEの友だち登録は、直接会える友達だけが登録できる設定にします。直接会わない人を友だち登録してはいけません。

これはLINEの設定の記事でもかきましたが、不特定多数と友だちとして繋がるのはどうしても禁止したかったので、設定上でも厳し目に制限しています。そのうえで、ルールとしても改めて明文化しておき、本人に強く意識してもらおうという意図です。

ゲーム、音楽、書籍、アプリについてのルール

ゲームをすることは禁止しません。ただし、遊んでいい時間、場所についてはこのルールに書かれていることを守ってください。

ゲーム全面禁止、とかしてもおそらく現実的ではなさそうなので、ゲームそのものは禁止しない方向です。ただ、アプリ追加の時に必ず私の承認が必要な設定にしているので、勝手にゲームが増えていくことはないはず。あとは、やる時間と場所をわきまえろ、というところですね。

iPhoneで何かをするためにお金が必要なときは、まず、お父さんかお母さんに相談してください。ゲームの内容、金額などを踏まえてお父さんとお母さんで判断します。お金をつかうことが許可された場合も、そのお金はお父さんやお母さんからは出ません。自分のお小遣いの範囲の中でやりくりしてください。

こちらは課金系のことを想定しています。ゲームへの課金というよりは、LINEのスタンプとかKindleの本とか音楽データとかを意識しています。こちらも全面禁止ではなく相談ベースで許可という形。なお、アプリ追加と同じく課金も私の承認が必要になっているので、勝手に課金されることはないはず。

次のページ:このルールに関するルール

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 新関幸太郎(福島県立平工業高等学校、いわき地区PTA連合会 事務局) より:

    突然失礼いたします。
    私は福島県立平工業高等学校 PTA担当している新関と申します。
    今回、福島県いわき市の高等学校PTA連合会 いわき地区の事務局として
    親子のつながりと題してプリントを配布したいのですが、その資料にあなた様のページのリンクを載せたいと思いました。
    つきましては、いただきたく何卒よろしくお願いいたします。
    保護者や生徒にもとても良い内容であるとおもいました。

  • お返事遅くなり失礼いたしました。記事を書いておりますいなばです。
    配布されるプリントへのURL記載、ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
    ご期待に添えるよう、情報のアップデートもしていこうと思います。
    今後とも宜しくお願いいたします。

  • いなば様
    良い記事をありがとうございます。岩本と申します。
    PDFを参考に子供たちに話をしようと思いますがPDFを取得することができません。
    いただくことはできますでしょうか。
    勝手なお願いで申し訳ございません。

  • 何件か「PDFがダウンロードできない」というご連絡を頂いておりました。
    本業のほうがバタバタしていてずいぶん長い間放置してしまっていたのですが、先程、ダウンロードできるようにしておきました。

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