事前の準備:引越し元と引越し先の間取り図を書くべし
これは超重要事項です。荷物が出る部屋と荷物が入る部屋、それぞれの部屋の位置関係の分る間取り図を作成しておかないと効率的な引っ越しはできません。
寸法などは正確である必要はありません。重要なのはそれぞれの部屋に番号か名前をつけ、わかりやすく整理することです。
番号にするか名前にするかは好みが分かれるかもしれません。私は併記することをオススメします。また、2フロア以上ある物件の場合には何階なのかも非常に重要な情報です。
例としては「①1Fリビング」とか「⑤2F子供部屋」といったような標記になります。
間取り図は、部屋のおおまかな位置関係と名前だけ書いてあるシンプルなもので十分でしょう。
ここで決めた部屋の名前が、「この荷物はどこの部屋から出てどこの部屋に入れるのか」の「どこの部屋」を示す大変重要なキーワードとなります。
同じ部屋のことを複数の名前で呼ぶのはよくありません。「2階書斎」と「2階父荷物」と「納戸」が同じ部屋であるかどうかなんて、引越し業者さんにわかるわけがありません。こんな書き方をするとまず間違いなく業者さんから「納戸ってどの部屋ですか〜」と聞かれて、そのたびに2階に駆け上がることになるでしょう。
事前の準備:手伝ってくれる人数分の六種の神器を揃えるべし
荷造りを手伝ってくれる人がいる場合、下記の道具は人数分揃えることを強くオススメします。
- ガムテープ
- 軍手(ゴムのイボがついたもの)
- カッター
- 割れ物注意の荷札シール
- カラーシール
- 赤と黒のマジック1本ずつ
本当は三種類に絞って「三種の神器」としたかったのですが、ちょっと増えちゃいました。でもこれは全部かつ人数分揃えておくべきです。全部100円ショップで手に入るので、若干多めに買っても一人分1000円で済みます。ここをケチるとあとで泣きを見ます。
見てお分かりの通り、荷造りの際に常に必要になるものばかりです。これをケチって「玄関のところにガムテープは置いておくね〜」とか決めておいても、結局なかなか戻ってこなかったり、自分の手元においちゃったりで「ガムテープを探す旅」に出ることになります。
ガムテープ
段ボールのフタをするときにももちろん使いますし、緩衝材を止めるときなどにも使います。また、注意事項等がある場合、ガムテープに赤いマジックで書いて貼っておくと安全です。これは人数分の二倍用意してもいいと思います。
もしお財布に余裕があれば、養生テープという、粘着力の弱いテープもあると便利です。ベタッと貼り付けてしまうとテープの跡が残ってしまってまずいようなもの、例えば食器や家具などにテープを貼る場合には養生テープが便利です。
軍手(ゴムのイボがついたもの)
手伝ってくれる人が自分で持ってきてくれるかもしれませんが人数分用意しておくのがジェントルな対応でしょう。
段ボールを一日中触っていると身にしみてわかるのですが、あの素材はかなり指の脂分を奪います。ずっと素手で触れていると指がカサカサになってモチベーションが激しく低下します。
また、出来上がった段ボールを積みに行く時に、ゴムのイボがついたものだと、その摩擦力を使って持ち上げることができるため負担が低くなります。食器などの割れ物を触るときも、イボがついていると滑らなくて安心です。
カッター
これは、軍手を使うこととセットです。ガムテープを切るたびに軍手をつけたり外したりするのは大変効率を落とします。刃の幅の広めのカッターを人数分用意しておけば、ガムテープをさくさく切ることができ、かなりな時間を短縮できます。
割れ物注意の荷札シール
業者さんが持ってきてくれる段ボールには「割れ物」というチェック欄が多分あって、ここにチェックを入れるという手もあるのですが、ちょっとわかりにくいです。安全のためには別途荷札シールとして用意しておけばわかりやすく注意をうながすことができます。軍手をはずさないで作業できる、という意味で、裏面がシールになっているものであることは必須です。
100円ショップでも売っていますが、枚数がたくさん必要な方は
あたりを利用すると安上がりになります。
カラーシール
すべてのものを運び出すような引っ越しの時には不要ですが、「一部残す(=あとで捨てる)」ような引っ越しの場合には、業者さんに「家主さ〜ん、これは残しておいていいんですか〜」と聞かれて対応するだけでもかなり効率が落ちます。
文房具屋さんで売っている、赤や青の丸いシールを準備しておき、残すものにはわかりやすい位置に貼っておくことで、誰が見ても捨てるものだ、ということがわかるようになります。もちろん、業者さんには事前に説明しておくことも必要です。
赤と黒のマジック
黒一色でもいいかもしれませんが、私は二色揃えておくことをオススメします。例えば、「荷物が出る部屋と荷物が入る部屋は黒で。内容物は赤で。」という分け方もあるでしょうし、重要な注意事項は赤マジックで書くという分け方もあるでしょう。
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