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12年で5回引っ越した私が伝えたい効率的な引越のコツ

目次

事前の準備:単純作業は専任(子供もOK)でつけるべし

これは、手伝ってくれる人数に余裕がある時、特に、小学生くらいの子供がいる場合に限られるかもしれません。

例えば、段ボールを組み立てる、緩衝材を切る、ビニール紐を切る、といった単純作業は子供でも十分に対応可能です。また、この手の作業は常時必要なわけではないため、暇な時はテレビを見ていていいけど、呼ばれたらすぐに持ってきてね、という約束をしておくと、子どもたちも飽きずに作業できます。

もう少し余裕のある年齢であれば、子どもたちには「その他雑務」を任せるという手もあります。例えば「ドライバー持ってきて」とか「雑巾三枚急いで持ってきて!」とかも、「何か別の作業をやっている人」ではなく「雑務担当」であればスピーディーに対応ができます。

事前の準備:段ボールは一室にまとめるべし

これは状況によって異なるかもしれません。もし、リビングなどの一番スペースのある部屋を潰せるのであれば、他の部屋で作った段ボールをそこにまとめると、引越し当日の導線が非常にシンプルになります。いろいろな部屋から段ボールが出てくると動線が混乱します。

また、一室に集めると、「作業の終わった部屋」が可視化されるので、気持ち的にモチベーションが上がります。「作業の終わった部屋」は、棚などの家具だけが残り、中の物は何もなくなっているはずなので、「作業が終わったつもりで終わってない部屋」ができてしまう可能性を著しく下げることができます。

ただし、リビングには大きな家具(ピアノやテーブルなど)があり、この搬出を業者さんが先にやりたい場合に、段ボールがじゃまになってしまう可能性があります。事前の打ち合わせの際に、リビングに段ボールをまとめていいかどうか、業者さんと詰めておく必要はあります。

事前の準備:段ボールの情報は二面ないし三面に書くべし

これは超重要です。段ボールに書く「どこの部屋から出てどこの部屋に入れるのか」と「何が入っているのか」の情報は、少なくとも上面と側面の二面、できれば上面と大きい方の側面と小さい方の側面の三面に書きます。

こうしておくと、次に書く「向きを揃えて置く」こととあわせれば、どんな積み方をしても必ず中身がわかるようになります。

これは、運び出しの時にも重要ですが、引越し後すぐに全ての段ボールを開梱できない場合にも、何がどこにあるか把握できて便利です。

事前の準備:段ボールは向きを揃えて置くべし

これ、重要です。必ず手前側に「どの部屋に行くのか」「何が入っているのか」が書いてある面が来るようにすると、一つ上に書いた「段ボールの情報は複数の面に書く」こととあわせると、仮に段ボールがバラバラに積まれていたとしても、どの部屋に行くべき荷物なのかが一目でわかります。

何が入っているのか、どこに行くのかわからない段ボールの情報を調べるために、上の段ボールをおろしてから段ボールをくるくる回すのは非常に非効率的です。

事前の準備:家具にも情報を書いて貼っておくべし

ここまで段ボールの話に終始しましたが、家具にも同じような情報を付けておく必要があります。ですが、家具は基本的に業者さんに運んでもらう前提なので、A4の紙などに行き先の部屋の情報を書いておき、剥がれないように家具本体に貼っておけばいいでしょう。この時、先に書いた養生テープがあると、家具を傷つける心配がなくて安心です。

引っ越し直前:最後まで使ったものはまとめて段ボールに入れるべし

特にリビングや台所回りになると思いますが、例えば引越し当日の朝ごはんを食べるために、最小限のお皿や調理器具を使うと思います。これらをしまうために、お皿の入った段ボールを一つ開けっ放しにしておくとか、改めて調理器具のダンボールを開けるとかし始めると効率が悪くなります。

また、「直前まで使っていたもの」は、引越し先では「すぐに使うもの」になるはずです。このことからも、ギリギリまで使っていたものについては、行き先の部屋の情報と「最後まで使っていたもの」と書いておくと、引越し先でダンボールに囲まれながらとりあえずお茶だけは飲むことができたりします。

引越し当日:間取り図は作業員の数+αで印刷すべし

これは超重要事項かつマストです。

かなり最初のほうで作った間取り図ですが、引越し当日、作業員(業者さん+手伝ってくれる人)の人数+4〜5枚くらい印刷しておくと便利です。

基本的にはすべての人に渡しますが、絶対に誰かなくします。また、引越し先の玄関周辺や階段を上がったところなどに間取り図を貼っておくと、荷物の行き場で悩むことが限りなく少なくなるはずです。

引越し当日:部屋の番号と名前を書いた紙を印刷し、すべての部屋の入り口に貼っておくべし

これも超重要事項です。

先に書いたように、間取り図は引越し先のあちこちに貼っておきますが、それとは別にA4の用紙にわかりやすく大きな文字で部屋の番号と名前を書いておき、すべての部屋の入口、ドアの上辺りから貼ってヒラヒラさせておきます。

この紙と間取り図があり、すべての荷物にわかりやすく行き先の部屋の情報が書いてあれば、「この荷物はどこに入れればいいですか?」という質問はほとんどなくなります。この質問がなければ、引越し当日の作業が非常にスムーズに行くはずです。

引越し当日:開梱は急ぐべからず

これは気分の問題もありますが、私は開梱はあまり焦らなくていいと思っています。荷物が新居に入ってしまいさえすれば、あとは必要に応じて開梱すれば十分です。

この心の余裕を持つためにも、中身が何かということは正確に書いておく必要がありますし、段ボールは向きを揃えておく必要があります。

なお焦って片っ端からダンボールを開けてしまうと、箱としての強度が非常に落ちるので、積んでおきにくくなります。必要に応じて開梱し、開梱した段ボールに入っているものは然るべき場所に入れ、緩衝材と段ボールは決まったゴミ置き場に置くようにすればかなり気持ち的に楽な新居での生活がスタートできるでしょう。

まとめ

何回も引っ越しして、気をつけていることをまとめてみました。ざっと見て頂いてもわかると思うのですが、圧倒的に事前準備のほうが作業量が多くなっています。

逆に言うと、事前準備をしっかりしておけば、引越し当日の作業はかなり少なくなるのです。業者さんや手伝ってくれる人に荷物の行き場を聞かれることがなくなれば、あなたは別の仕事(ライフラインの開通やご近所周りなど)を並行して行うことも可能になります。

引っ越しは大変な作業ではありますが、ある意味盛大な大掃除でもありますし、片付かなかった場所をリセットして新しい気持ちで生活をスタートできる貴重なチャンスでもあります。

上記の情報が、皆様の効率的な引っ越しに貢献できたら幸いです。

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