OneDrive for Businessでフォルダを選択して同期できるようになった件

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世間ではAmazonさんのオンラインストレージの話が盛り上がっていますが、昨年末にひっそりとOneDrive for business の新しいクライアントがリリースされていて、OneDrive for Businessが便利になっていることに気づきました。

前提

これは、Office365 Business などで使う、法人向けOneDriveの話題です。個人向けOneDriveではありませんのでご注意ください。

オンラインストレージの使われ方

オンラインストレージの利用シチュエーションとして、SurfaceやMacBook Airなどの軽量な(でも搭載ストレージの小さな)端末を持ち歩き、データは基本的にクラウド上にある、という状況が想定されます。
この「基本的に」というところがキモで、一部のファイルはローカル側に置いておきたいということが多々あるかと思います。
具体的には、Office以外のソフトで開くファイルが該当します。例えば頻繁に使うテキストファイルであったり、1Passwordのデータファイルであったりはローカルに同期しておいてほしいところです。

※1Passwordについては、iOSと同期させるのであればOneDrive for Businessでは利用できません。WindowsPC間、あるいはWindowsPCとOSX間であればOneDrive for Businessが使えます。

同期するデータと同期しないデータ

普段からちょこちょこ触るデータ、複数の端末で触る可能性のあるデータは同期しておくべきと考えています。これは、バックアップという意味合いもなくはないですが、どちらかというと、オンラインストレージの「データがクラウド上にあってどこからでも触れる」ことのメリットを重視しています。
一方で、普段触らないデータについては同期ではなく、ローカルからクラウド上への一方向の流れでいいと考えます。こちらはどこからでも触れるメリットよりも「データがクラウド上にあってローカルのディスクを圧迫しない」ことと、ローカルの端末に何かあってもデータが保全されることのメリットを重視しています。

  • 写真・ビデオ
  • Officeで作成したドキュメント
  • スキャンした書籍など
  • 開発関係のファイル
  • ブログなどのバックアップデータ
  • ブログ記事用のスクリーンショット

OneDrive と OneDrive for Business

OneDriveとOneDrive for Business、名前は似ていますが中身や仕組みは異なっています。これ、今回のお話の重要な点です。
OneDriveは個人利用を前提としたオンラインストレージです。昔の名前はSkyDrive。
OneDrive for Businessは、法人利用を前提としたオンラインストレージで、昔の名前はGroove。仕組み的にはSharePointの機能を使っています。

それぞれに、クライアントも異なっており、OneDriveのほうは白い雲のアイコン、OneDrive for Businessのほうは青いアイコンで常駐します。
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今までのOneDriveクライアント

これまでのOneDriveクライアントは、その名前の通りOneDriveのファイルしか同期できませんでした。
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2015年7月以降、同期の方法が変更になり、
同期するフォルダやファイルを選択できるようになった
ファイルの実体を同期するようになった(これは紆余曲折あったみたいです)
ようです。
【参考】

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1411/27/news137_2.html

今までのOneDrive for Businessクライアント

これまでのOneDrive for Businessクライアントは、フォルダの選択同期ができませんでした。このため、1TBあるOneDrive for Businessとローカルのディスクを「すべて同期する」か「すべて同期しないか」のいずれかしか選べませんでした。

OneDrive for Businessの新しいクライアント

2015年12月にOneDrive for Businessの新しいクライアントが公開されたようです。
詳しい情報は MSさんのサイト「OneDrive for Business の次世代同期クライアントの紹介」や、上記サイトからリンクされている情報を確認してください。

Windows版のダウンロードとインストール

上記のMSさんのサイトで張られているリンク(直接ダウンロードされます)から「OneDriveSetup.exe」をダウンロードしてインストールします。

OneDrive(コンシューマ版)とすでに同期している場合、タスクトレイに常駐している白い雲のアイコンを右クリックしてOneDriveクライアントを終了します。

同じく、MSさんのサイトから張られているリンク(直接ダウンロードされます)から「OneDrive for Business Next Generation Sync Client Documentation for Windows.zip」をダウンロードし、ダブルクリックして展開した中にある「EnableAddAccounts.reg」をダブルクリックして、レジストリを追加します。
その後、スタートメニューからOneDriveのクライアントを再度実行します。

起動したOneDriveのクライアントを右クリックして「設定」を選択すると、今までの画面に「仕事用アカウントの追加」というボタンが追加されれています。
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「仕事用アカウントの追加」をクリックすると認証の画面が出るので、Office365のユーザIDを入力します。

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ローカル側フォルダの場所の指定になるので、任意のフォルダを選択します。

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OneDrive for Businessの同期の設定です。ここで、同期するフォルダを選択できます。

インストールと設定が完了すると、タスクトレイにOneDrive for Businessのクライアントアイコン(青い雲)が表示されます。
もともとのものと合わせて二つ表示されているときには、古いものは終了してかまいません。
こちらを右クリックして「設定」を選択すると、以下のような表示になります。
※古いOneDrive for Businessのクライアントではそもそも「設定」がありません
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個人用のOneDriveクライアントと似た画面になっていますが、一番上のアカウント情報が、Office365のユーザIDになっているかと思います。
ここで、「フォルダーの選択」をクリックすると、同期するフォルダを選択することができます。

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OSX版のダウンロードとインストール

Windows版のほうもレジストリ追加とかの生々しい作業が必要だったわけですが、OSX版の場合、さらに生々しい感じの設定作業が必要となります。

まず、

MacOS 上の OneDrive 同期クライアントを展開または管理するときの設定を変更する方法について説明します。
を参照してください。

OSX版の場合、アプリはAppStoreからダウンロードします。

アプリのダウンロード後、Windows版で行なったレジストリをいじる作業を、OSX版の場合には直接ターミナルからコマンド投入します。

および

です。

上記設定を行なってからアプリの「基本設定」画面を見ると、Windows版と同じように「ビジネスアカウントの追加」が表示されます。

アカウント

「ビジネスアカウントの追加」をクリックし、O365のユーザIDを入れるとフォルダ選択画面になり、同期が始まるのはWindows版と同様です。

まとめ

これでようやく、OneDrive for Businessでも選択的同期ができるようになったので、オンラインストレージとして本格的に活用できそうです。

私はとりあえず Dropboxにしまってあったデータを3日かけてOneDrive for Businessに移行しました。他のアプリ(1Passwordとか)での対応はないようなので、今のところDropboxと併用ですが、容量を随分減らせたので、Dropboxの方は無料プランにすることができています。

900円/月で最新版Officeライセンスに加えて1TBのストレージが使えるのであればかなり競争力あると思います。この次世代クライアントが自動更新でいつ来るようになるのかを含め、引き続き様子を見守ってみたいと思います。

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コメント

  1. ハットリ より:

    「One drive 同期 フォルダ」デ検索してたらコチラのBlogへたどり着きました。
    次世代同期クライアントの存在すら知らなかった為、感動。
    Blogの通りやってみて順調に指定フォルダだけ同期している状況です!

    Office365を会社でつかっているのですが、SEさんがおらずド素人の私が
    調べながら設定などしているため、フル活用出来ていない状況です、、、

    社内での共有フォルダの設定方法など
    OneDriveforBussiness関連のネタがあれば、また掲載してください! 

  2. いなば より:

    お役に立てて良かったです!\(^o^)/
    Office365、使いこなせたら本当に便利そうですよね!
    また見に来て頂けたら幸いです!ありがとうございましたm(_ _)m