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Arabaki2020に家族で行くときのよくありそうな質問に勝手に答えてみる

僕がアラバキに初めて行ったのが2014年でこのときはソロ参加。翌2015年からはなんやかんや家族参加を続けていて、今年のアラバキは僕にとっては通算7回目、家族参加6回目になる計算。我が家としては流石に相当安定してきたので、最近は周りのご家族とかにアラバキ楽しいっすよー、是非どうぞーとおすすめするようになってきました。

そんな中で、どのご家族も気にすることって結構同じところに集約されてくるので、せっかくなので公開できる範囲でメモとして残しておこうと思います。ちょっとタイミングが微妙だけどまだ2020年のアラバキ参戦には間に合うはず。

目次

テント泊って実際どうなの?(家族目線で)

多分「アラバキ テント泊」とかでググると、結局の所「とても寒い」という話がたくさん出てきてゲンナリするかもしれません。

完全に事実です。夜はめっちゃ寒いです(断言)。

ただ、寒さは知恵と準備と少しの投資でだいぶ改善できます。あと、意外と子供は寒さに強いです。正直我が家のパターンだと、子どもたちはさほど寒がらずにすやすや寝てて、大人二人のほうが震え上がってる感じはします。まぁ、我々が子供たちには念入りに暖かくさせているから、というのは差し引いて考えるべきでしょうが、それでも子供のほうが寒さには強そうです。

ちなみにどのくらい寒いかと言うと、こんな感じです(どちらも2015年)。

外に出しといた水は翌朝には凍ってます
テントに霜が降りてそれが凍りついてます。

寒そうでしょ?安心してください。めっちゃ寒いです(二度目)。

僕は2014年のソロ初参加のときと、上記の写真を撮った2015年の家族初参加のときにそれぞれ防寒対策という点ではしくじって痛い目をみています。

ただ、アラバキで凍死したという話は聞いていないので、相当寒くても死にはしないとは思います。あ、酔っ払って外で寝ちゃったりしたら流石にやばいかもですが、多分スタッフさんに救助されると思います。

絶対に必要な準備

やらかしもふくめて5年ほどアラバキに行ってみた感じでは、防寒対策という意味では、「それなりにきちんとした寝袋」と「ダウンコート」があればほどほど大丈夫な気がしています。

それなりにきちんとした寝袋、はこのくらいのものをイメージしています。

このくらいの金額のものでも、「頭まですっぽり入れて頭部分を閉められるもの」であれば、寒くてねれない、という状況にはならないと思います。ダウンコートを着てこの手のに潜り込めばそれなりに暖かく眠れるはずです。

2014年の初参加のとき、僕が使っていたのはこんな感じの「頭部分が閉じられない寝袋」だったんですがこれは本当に寒くて泣きそうになりました。

避けるべきこと

常識っちゃ常識なんですが、テントの中も寝袋の中も、人の体から出る熱をなるべく逃さずにためておくことで暖かくしています。

2014年の初参加のとき、そうでなくても寒い寝袋の中で震えつつ明け方を迎えたとき、僕は何を思ったかどうしてもタバコが吸いたくなって、寝袋から出て、テントを開けて外に出て、喫煙所に行って戻ってきたんですね。

もうね、大後悔。せっかく温めた寝袋やテントの中の空気は一度テントを開けたことで逃げ切っちゃって冷えてるし、そもそも自分の体も冷えてるし、ということで、もう一度泣きながら震えて寝ました。いや、寝れなかったけど。

持っていくと幸せになれるもの(1)温かい朝ごはんのために

我が家の経験上、絶対に持っていったほうが良くて、持っていくと幸せレベルが確実に3UPするのは「ガスコンロとカップヌードルと鍋」です。

アラバキでは、朝5時…だったかな。6時だったかも。そのくらいの時間までは公園のゲート自体が閉まっていて、公園から出ることができません。

ということは、朝早くに目を覚ました場合、「とりあえずコンビニでカップヌードルでも食べて暖を取るか」というのができないわけです。

で、上記の3点セットを持っていくと、もぞもぞとBBQエリアに移動しさえすれば温かいものをお腹に入れることができるようになります。僕は余り荷物を増やしたくないのでご飯はすべてお店で買って調達するようにしてるので、ガチBBQをするようなセットは持っていかないのですが、下記のようないわゆるフツーのガスコンロさえあれば鍋のお湯を沸かすくらいのことは余裕でできます。

持っていくと幸せになれるもの(2)荷物を運ぶ

このブログでも飽きもせず何度も書いていますが、車で家族連れがアラバキに行く場合、駐車場から公園までの運搬手段の良し悪しでテンションは俄然変わってきます。特に小さいお子さんをお連れの場合には、いかにこの部分を楽にするかで、QOLが激変します。

一例として、2018年の我が家の荷物はこんな感じでした。

大前提として、転がるものこそが正義です。持ち上げて運ぶものはそれだけで選外。あと、大事なことですが転がるものなら何でもいいかというとそうではなくて、例えば下記のような「街中で小さな荷物を移動させる」ことを前提にしたものを使うと、車からの移動の最中に荷崩れしてテンションだだ下がりです。間違いない。上記の写真でいうと、左上のが該当します。荷崩れしました。テンション下がりました。

可能ならタイヤはしっかりしたもので四箇所についたもの(単に4つタイヤが付いているという意味ではなく、キャリーワゴン、という商品名で車のような形になっているもの)なものだと万全です。例えばこんなやつ。

同じようなものが色々なブランドから出ていて値段が結構変わりますが、ぶっちゃける「運ぶ」性能は殆ど差がありません。差が出てくるのは耐荷重と、使わないときのコンパクトさ。後者はまぁどうでもいいとしても、前者は、お子さんを乗せて運ぶようなことを考えているなら重要ですね。いいものを買ったほうがいいかもしれません。僕は子供も大きくなって、今更カートに乗りたいとか言い出さないので、ここは余り重視してません。

家族4人、テント持ち込み、BBQなし、位の条件でも、上記のようなキャリーワゴンが2台あったらもうそれだけでキャンプサイトでのQOLは爆上げです。1台だとちょっとだけ荷物が溢れて、それをバッグとかで肩にかけて移動することになって少しお父さんが大変かも。我が家はこんなのを導入して、衣類とかはこっちに全部まとめてます。これ、普段から子どもたちも学校の旅行とかにつかってるのでなかなか便利です。

あとこんなのもおすすめです。僕の買ったのはもう売ってなかったですが似たようなのをご紹介しておきます。

上の方にある我が家の荷物の写真でいうと左手前にある黒いのがそれです。車に効率よく荷物を積むためのコンテナボックスなんですが、使わないときは畳んでしまえばとても小さくなりますし、移動のときも手提げ紐部分を両肩にかけてリュックみたいな背負い方もできるのでなかなかのスグレモノでした。しかも安い。

持っていくと幸せになれるもの(3)車の可搬性能を一時的に増やす

こうやっていろいろ荷物を持っていこうとすると、結構車がパンパンになります。2018年の我が家の車の状況はこんな感じでした。

お金に余裕があればこんな感じの素敵なのを買いたい気持ちですが、ここはなるべく節約したいところ。

てことで2019シーズンに試してみたのがこんな感じの「フニャッとした荷物を車の天井にくくりつけられるもの」です。お値段的には結構安くなります。

ただし、ちょっとした注意点があります。この手の商品、防水をうたっているものがほとんどですが、ぶっちゃけ防水性能はハードタイプに比べたらゆるゆるです。かといって車の天井に載せるという想定からすると、毛布とか寝袋とかのあまり重くないものを入れたい(そしてそれらは濡れるとめっちゃ悲しい)わけなので一工夫が必要です。

単純な話、この手のバッグの中に入れるものはすべてビニール袋に入れて口をしっかり止めておくと良いと思います。実際2019シーズンのアラバキは、移動中結構な雨が降っていて、カーゴバッグの中は水が貯まるレベルだったんですが、ビニールに入れておいた毛布、寝袋、マットレスは全部無事でした。ていうかこれらが全部水に浸ってたらめっちゃ凹むわ…。

持っていくと幸せになれるもの(4)シャワーの代わりになるものを検討する

これは今年試してみようと思ってるので効果の程はわからないのですが一応メモがてら。

アラバキのキャンプサイトには一応仮設シャワーがあってお湯も出るのですが、めちゃ混むのです。一方で私はシャワーとまではいかなくても少なくとも頭だけは毎日洗いたいなぁというタイプ。てことで今年はこのあたりを試してみる予定です。

とりあえず二日目終わって帰るときの頭がなんかかゆい感じだけ解消できたら十分という感じなので十分なんじゃないかなぁ。楽しみ楽しみ。

いくらくらい掛かるの?

気になりますよねぇ。お金のこと。そりゃそうだ。でもこの質問に一言で答えるのは結構難しいんですよね。思いつく範囲で、我が家の場合どうなのか、という観点から書いていきます。

フェスそのものの費用

いわゆるチケット代。家族参加という点ですごく重要なのは「小学生以下は無料」ということ。我が家の場合、2015年時点では子供がふたりとも小学生だったので夫婦2名分だけチケットを用意すればよかったのでした。今年の値段だと2日通し券が1人あたり16,000円。多分2015年時点もそんなに変わらなかったはず。なので「夫婦2人+小学生以下の子供2人」という構成だと32,000円くらい。

去年からついに小学生が一人もいなくなり、家族で参加すると2日通し券が4枚になりました。なので、今年とかだと64,000円。早めに先行販売で買っておいたりすると少し割引があります。

まとめ:16,000円✕中学生以上の人数。今年の我が家(夫婦2人+中学生+高校生)の場合64,000円

キャンプサイト券

アラバキは敷地内にテントを張って宿泊できるのだけど、このために「キャンプサイト券」の購入が必要。1名分2,200円で、これも小学生以下は無料。

まとめ:2,200円✕中学生以上の人数。今年の我が家の場合8,800円。

テント代

これはどこで何を調達するかで結構変わってくるところ。

まずは借りるケース。Arabakiの会場でもレンタルサービスあるのだけどあんまり数は用意されていないので、すぐに予約が埋まっちゃいます。会場で借りられると、6人用テント(…という記載のときは実質的には4名くらいでの利用になります)とフロアマットのセットが7,000円位で借りられます。これはかなり割安です。

アラバキの会場側でのレンタルが予約できなかった場合には、テントのレンタルサービスを専門にやっている業者さんから借りるという手もあります。2019年に我が家が利用させてもらった「そらのした」さんの場合、6人用テントとマットに送料を合わせて13,000円くらいでした。現地で借りるよりはかかっちゃいますが、泊数の計算とかはすごく良心的で、とても良いサービスだと思います。

まとめ:現地で借りられれば6人用テントとマットで7,000円くらい。外部の業者さんからレンタルすると13,000円くらい。

【脱線】テント買っちゃう?

ぶっちゃけ我が家はちょっと思い切るタイミングが遅れたので、2016年、2017年、2018年は現地レンタル、2019年は外部レンタルだったので、ざっくり計算すると7,000円✕3年+13,000円で34,000円くらいレンタルで使ってる感じです。

実のところ、このくらいのコストをかけるなら買っちゃっても良いんじゃね?という気はします。なので最初の1回、家族での初参戦のときだけレンタル使ってみて、アラバキ気に入ったら翌年からは自前のテントというのが個人的にはおすすめです(我が家はタイミング逃しちゃったので悔しいw)。

一番メジャーなのはこちらの「コールマンのタフワイドドーム」で、これだとちょうど5年分のコストと同じくらい。使ってる人が多いので目印つけておかないと迷子になるかもだけど、逆に言うとそれだけ安心感のあるテントです。あと、アラバキの場合にはコールマンのショップが敷地内に出てるので、何かのトラブルのときとかに助けてもらえそう、というのも魅力的。

こちらの「スノーピークのアメニティドーム」は僕も現地レンタルで使ったことがあります。前出のタフワイドドームよりも1万円くらい高いけど、前室(テントの入口部分)が広く作ってあるので、靴を置いたりちょっとした荷物をおいたりするのにとても便利です。あと、昼間なんかは中のテントを盛大に開けておいても前室で目隠しができるので女子が多いときにも使い勝手が良いと思います。

【別オプション】ホテル泊まっちゃう?

我が家ではやったことないんですが、人数次第によっては仙台あたりのホテルをとってそこに泊まるというのも選択肢としてはありだと思います。ただ、アラバキはゴールデンウィーク期間中になるのでどうしても高くなりますよねぇ…。仮に8,000円の宿が見つかったとしても4人だと32,000円…。その分駐車場確保しなくていいとは言えやっぱり結構差が出るなぁ。

移動にかかる費用

車移動の場合:高速代

これはどこから移動するかにもよりますが、我が家の場合首都高を経由して東北道を使うコースで、深夜割引も入って7,000円くらい。ガソリンが50リットルで満タンの車でだいたい現地で給油し直す感じなのでこちらも7,000円くらいかな。人数が多い場合には車移動が断然安いです。

まとめ:我が家の場合ガソリン代と往復の高速代込で21,000円くらい。

車移動の場合:駐車場代

主催者さん側が用意してくれている駐車場を使うのが正攻法。この場合、どの駐車場にするかで金額少しだけ変わってきますが、条件のいいP1で1台1泊(2日通し)7,000円、P2〜P5で6,000円。正規の駐車場が取れない場合民間駐車場を使うことになりますがだいたい1台1泊(2日通し)で4,000円くらいじゃないかな。

まとめ:正規の駐車場だと6,000円くらい。民間駐車場だと4,000円くらい。

新幹線移動の場合:新幹線代

こちらも我が家では使ったことないですが、東京→仙台間で1人あたり11,000円くらい。4人で移動したら片道で40,000円超えるのか…。往復で80,000円。結構するなぁ。

まとめ:我が家の場合往復で80,000円くらい。

我が家の場合のお金のまとめ

大人4名、車移動+テント泊で
チケット代64,000円
キャンプサイト券8,800円
テントレンタル10,000円 (現地レンタルと外部レンタルの中間値)
ガソリン代と高速代21,000円
駐車場5,000円(正規駐車場と民間駐車場の中間値)
で108,800円。うおー、結構行くなぁw ただし多くを占めているのはチケット代なので、子供が小学生とかだとガツンとコストは下がります。

参考までに同じ構成で新幹線+ホテル泊だと
チケット代64,000円
宿泊費32,000円(8,000円の宿が見つかった場合)
新幹線代80,000円
で176,800円。下記忘れてたけど仙台から現地までのバス代もかかりますね。

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