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2024シーズン、第5節時点。4年前の「あの日」のプランについて。

いつもシーズン終わりとか開幕前とかに「今季こそ少しまとまったことを書くぞ」と思いつつ、その時期にバタバタしてることが多くて結局何も書けないままシーズンを迎えることが多いんですが、2024年3月末時点でゼルビアがJ1の暫定首位にいる、という状況なのでこれは流石になにか自分の気持ちをメモしておいたほうが後々楽しそう…

ということなので、特になにかまとまったりはしていないんですが今の時点でいなばが思うことをつらつら書いておこうと思います。

良くも悪くもゼルサポの中で今もあの話題をホットなものとして捉えている人は少ないように思いますが、2019年の10月、ゼルサポに大きな衝撃が走りました。チームの名称変更、リブランディングについての話です。

色々あったけどリブランディングについては一応今のところ棚上げになっている認識なのですが(動画見返したら撤回、になってました)僕がこの記事を書いた意図としては「リブランディング何が何でもやだー」ではなく(ゼルビーは残してほしかったけど)、当時藤田さんに対してサポーターの方が抱いていたのではないかと思われる懸念だったり誤解だったりについて、「そういうことではなさそうよ?」ということを示したかった、という側面がありました。

あのタイミングで、藤田さんの立ち位置は「町田に対して投資をする主体」ではなく「町田に対する投資の妥当性を、法人としてのCyberAgentに伝えて投資を引き出す」立場だったと理解しています。つまり藤田さんの自由にできるお金をポンと出すのではなく、自らが代表を務めるサイバーエージェントとしての投資なので、その投資に如何に妥当性があるかを示す必要があったはずです。

で、その「妥当性がある」ことを示す資料の一つがこれでした。

恐らく当時、このプランに対して「現実味がある」と思った人はほとんどいなかったと思います(私自身を含めて)。実際このプランは投資を引き出すための「ビジョン」の一つであって、「達成しないと許されないマイルストーン」ではなかったと思います。

この時点(2019年10月11日)でのゼルビアは、相馬さん体制で2018シーズンにはJ2で4位だったにも関わらず直前の35節V・ファーレン長崎戦後の成績は19位と低迷していました。そのあたりの本音(現実を踏まえたプラン)と建前(投資を引き出すためのプラン)の対応は以下のようだったのではないかと想像しています。

ぶっちゃけ、2019シーズンに19位だったチームが翌シーズンに優勝するというのは現実味が薄かったと思うのと(2023にそれに近いことやったけどな!\(^o^)/)、2020シーズンにポポさんを招聘したときに「3年計画」みたいな話があったことから、まぁこんな感じで概ね外していないと思います。

その「3年計画」を踏まえて上記の表に実際の順位を足すとこんな感じになります。

まぁ計画初年度の2020シーズンが19位なのは今思うとめちゃくちゃ際どかったけどいったん置いとくとして、2021シーズン中、藤田さんの頭の中では「お?今季J1行けるんちゃう?」という気持ちがあったんじゃないかなぁと思っています。下のグラフで言うとピンクの矢印のあたり。

ただ、残念なことにこの年のゼルビアはここから調子を伸ばしていくことができず、数回の連敗があったこともあり、自動昇格のラインを超えることはありませんでした。個人的に「奇跡を信じ続けるけど実際には昇格は無理かもしれないな…」と思ったのが下記の青い矢印、10月3日の磐田戦の敗北でした。

この日のことは珍しくBlogに書いているので改めて読み返してみたのですが、やっぱりこのシーズンは取りこぼしが結構多かったというか、勝ちきれない状況だったのだなーと思います。

翌22シーズンはきっとポポさん体制3年目ということで21シーズンの5位を超えて昇格できるんじゃないか…と我々も思ってましたしきっと藤田さんもそう目論んでたんじゃないかと思います。実際シーズン始まって10節までは最高で2位にまでつけていたものの後半怒涛の勝てない病が発動してしまい、結果的には10月23日の最終戦時点では15位と沈んでしまいました。

2022年には上記の「現実を踏まえたプラン」ですらJ1昇格、「投資を引き出すプラン」に至ってはJ1の2シーズン目、優勝計画を立てるぞくらいのタイミングで、現実がJ2の15位なわけなので何かしらの「変容」が必要だよねという話になったのが22年10月の最終戦のとき。

そこから2ヶ月後の12月、藤田さんの代表取締役社長兼CEO就任。

このあたりのタイミングで積極的な選手補強、黒田監督の招聘などが進み、御存知の通り2023シーズンはJ2優勝、J1昇格を成し遂げたわけです。てことで今はこんな感じ。

いろいろ紆余曲折あって少しだけ回り道をしたりもしたけど、グルっと回って「あの時『夢の話』だと思っていたプラン」の実現も視野に入れても良いような状況に追いつきました。いや、これってすごいことだと思うんですよ、ほんとに。

まだ5節ですし、「4連勝に浮かれる」とか「今の順位にいることを過大評価する」という意味ではなく、でも今までやってきたことは間違っていないという強い確信を持って、我々は優勝を狙って良いんだ、ということをあらためて強く感じた次第でした。

次節は広島戦。我々にとって大きな試金石となります。めちゃくちゃかっこいい煽り動画の通り、塗り替えましょう!!!

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