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何がチームをチームたらしめるのか。結論はない。

普段は半年に1回とかしか更新しなくて(だってメモなんだもん)、特定の極めてニッチなコンテンツだけ集中したアクセスがあるようなこのブログを、昨日今日と猛烈に沢山の方が読んでくださってて本当にありがたい限りです。

なんだか仰々しいタイトルを付けてますが、今日は飲みながら書いてるし、そもそも何かをまとめる気もなく、帰りの電車の中でふと思ったことをゆらゆらと書きつつ考えてみたいと思っています。結論はないはず。

僕がゼルビアのサッカーを見始めたのが2010年、そこからゆるゆると応援し続けてきて、転機を迎えたのは2015年シーズン、重松健太郎選手を見てからでした。そんなに身長が高いわけでもないのに空中戦に強くて負けん気が強くて、どう考えても無愛想なんだけど、味方へのパスがすごく優しくて、で、あの無回転FKですよ。めちゃくちゃかっこよかった。それで、それまでは「サッカーを間近で見れる」ことだけで十分に楽しかったのだけど、特定の選手を応援する、ってのはすごく楽しいぞ、ということに気付いてしまって、そこからゼルビア熱がガツンと上がった気がします。

今思い返すとあの時期も面白かったなぁとしみじみ思います。重松以外にも好きだったのは一年だけの在籍だったけど眩い才能を見せつけてくれた仲川輝人選手、彼もかっこよかったなぁ。あとヤザーね。ホント大好き。いやらしくてw

今でも覚えてるんだけど、2017年の11月、家族で旅行に行ってる最中に、「重松が契約更新しない」というニュースが飛び込んできて、車で移動中だったんだけど、ショックのあまりとりあえず手近な駐車場に車を突っ込んでしばらく落ち込んでた。前後してヤザーも契約更新しないということを知り、2017年の冬はかなり茫然自失という感じだった。

翌2018年シーズンは前年から在籍の平戸が覚醒しまくって面白いように決まるプレースキックがゼルビアの武器になり、じりじりと前進してFKなりCKなりをとって、となったら、よっしゃ得点チャンスだ!!!と盛り上がって、案の定平戸の描く美しい放物線からゴールが決まって、という本当に幸せなシーズンでした。まぁそれだけゴールが決まるわけだから必然的に順位も上がるわけで、いや、最終戦あと一歩届かなかったのは地団駄踏むほど悔しかったけど、それでも家族全員で観戦してて「いやーすごかったすごかったー。ヴェルディさんつえーわー」と言いながら帰ってきたのを覚えています。

…あえて2019年シーズンの成績のことは言うまい。そこじゃないんだ、言いたいのは。

大ショックだった2017年シーズンが終わる時、茫然自失の中、僕は「サッカーチームって…何…?」と途方に暮れてました。熱心に応援し始めた2015年から、初めてこの年に、自分の好きな選手がいなくなり、別のチームに行ってしまうということを経験し、彼らがいなくても僕はゼルビアを応援できるんだろうかと、うじうじうじうじうじうじうじうじ冬の間悶々としまくってました。お前はセミか。でも、2018年シーズン、僕は平戸のフリーキックになるたびにでかい声で「ひらとー」と叫び、ゼルビアのタオルを振り回して、ノリノリでゼルビアを応援していたわけです。

今思えば幸いだったのは、僕の好きな選手はふたりとも、その後所属するチームが決まり、いま現時点もサッカーを続けられているということ。これは正直僕の精神衛生上とてもよかったです。ゼルビアの選手ではなくなってしまったけど、それでも彼らはそれぞれのチームでサッカーが出来ている。で、気づけば僕は、週末になるとカマタマーレ讃岐さんとSC相模原さんのゲームもDAZNで追っかけるようになってました。彼らが活躍したりすると、本当は、それぞれのチームのハッシュタグだけで祝うべきなんだろうけど、ゼルビアのハッシュタグもつけて喜んでました。きっとまだ残っているであろう、ゼルビアのサポーターで、僕と同じように重松や谷澤のことが大好きで、気にかけている人たちに伝えたいという気持ちもありました。

その時ふと思ったのは、彼らはもちろん新しいチームに所属して、新しいチームメイトと試合をしているんだけど、僕にとってはゼルビアの卒業生でもあるんだなぁと。このまま僕がずっとゼルビアのサポーターを(うすーくでも)続けていると、こうやって「ゼルビアの卒業生」たちが少しずつ増えていくのかと。僕なんかはサポーター歴が全然浅いのでまだまだ人数が少ないけど、長くサポーターをやっていたりすると、卒業生えらい人数になったりするんだろうなと。そういう方向に思いを馳せた時に、あれ、チームの枠組みというかチームをチームたらしめるものってなんだろう、とふと思ったのです。

2015年までの僕にとっては、「ゼルビア」という名前のチームが「ゼルビア」でした。2015年、僕にとってのゼルビアは「重松と谷澤のいるチーム」でした。2017年の終わりに僕の大好きだった選手が二人去っていって、それから今までの間にも、チームの看板を背負うような選手が去っていったり守護神が去っていったり、期待の選手が入ってきたり、という経緯を経て、僕の中で「ゼルビアの卒業生」が拡がる一方で、ゼルビアは新陳代謝を繰り返して、監督こそ一緒だけど顔ぶれは随分変わって、僕にとっての「ゼルビア」はもう一度「ゼルビア」という名前のチームを意味するようになりました

考えてみると、監督だって2014年まではコロコロ変わっていたし、相馬監督(めっちゃ大好き!!!)もこの先20年も30年も監督をできるわけでもないだろうから、監督だって変わる。選手も変わる。あらあらあら。んじゃ変わらないものってなんだろうと思うと、名前くらいだなぁと思ってました。先月まではなっ

先月になって、チーム名だって変わり得るんだぜという新機軸が僕の「ゼルビア」観のなかに飛び込んできて、さらに、もしかしたら本拠地だって(藤田さん、残すって言ってくれてありがとうございます!)、熱烈に愛するマスコットだって(こっちも残すって言ってくれてありがとうございます!!!)変わっちゃうかもしれないぜ?ということになって、ここ数年は「ゼルビアという名前で、ゼルビーがいて、野津田で試合をするのがゼルビアだ」と思っていたものが、必ずしもそうでもないんだなぁという諸行無常な、ちょっと悟りを開いたような目になってしまうわけです。

で、冒頭にも書いたとおり、結論はないんですが、つまり、チームを構成する要素のうち、ずっと続くことが保証されているものなんてないんだなと、ここんとこ改めて実感しています。でもその一方で、少なくとも選手に関しては、「卒業生」たちが他のチームにいて、同じリーグであれば年に2回対戦できて、違うリーグであればDAZNでみんなの活躍を楽しく見て、明らかに何かしらの広がりもあるんだなぁとも感じたり。

なので、「自分の好きなチームが、この形であるのは今だけだ」ということも意識しつつ、「今の形でなくなったとしてもやっぱりチームはチームであり続ける」ということもまた事実なので、まぁなんやかんやあっても結局ゼルビアが好きなんでしょ?みたいなそんな気持ちです、はい。そうなんです。

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